002 くまやすフィギア 〜くまfigはこうしてつくられた

くまやすフィギア制作過程の紹介です
掲示板にアップしていた内容をもとに加筆・整理しました


アウトライン
Stage1. 原型づくり:元になるカタチを粘土でつくる
Stage2. 注型型づくり:原型から量産用の型をシリコンで取る
Stage3. 注型 :型にウレタン樹脂を流し込んで製品を取り出す <HERE !

Stage3 〜ウレタン注型〜仕上げ

注型に使用するのはウレタン樹脂。 A剤、B剤を同量混ぜ合わせるだけで5分後には硬化が始まる。 色は固まると白くなるが透明のものもある。 体積が大きいと硬化時にかなり発熱するので注意が必要だ。(今回の大きさではまず問題ない)

ウレタンの流し込み。型の中央が凹んでいるのは液体を溜めておくようになってる(型ができた後で彫刻刀で削ってつくる) このまま放っておくと固まって取れなくなってしまうので、半硬化状態で剰った樹脂は取り除く。 隣の白い型は昔作った「○○○」のもの。

数分後、型をひらくと…
「おぎゃぁ」と真っ白なフィギアが出てくる。 まだ温かいぞ。 今回はあまり数をつくらないのでできるだけシンプルな型にした。 なので、このまま鋳込むと耳の先や足先に気泡ができやすい(つまり耳無しくまやすができやすい)。 それを防ぐために気泡ができそうな場所にあらかじめウレタンを何滴か塗りつけてから、型を閉じて本鋳込みにはいる。くまやすはこの作業を「プレ鋳込み」と呼んでいる。


(クリックで拡大表示)

生まれたてには何でもへその緒が付いているもの、取り出したフィギアのへその緒を落とし、型の合わせ面に樹脂が入り込んで固まった「バリ」を取り除いて面をきれいにする。


(クリックで拡大表示)

全体のペーパー掛けが済んだら塗装。


(クリックで部分拡大)

最後に目・眉など細かな部分を描いて 完成。
くまやすフィギアは3種類のポーズで皆様にお仕えしますよん。


(クリックで拡大表示)

いやいや(^^ 長い道のりでした。
いかがでしたか? これであなたも明日からフィギイストです。
これからは「1サイト・1フィギア」の時代です。
サイトをお持ちのみなさん、がんばりましょー(^^

ほな。

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え? 昔作った「○○○」について言及してない?
あいつには困ってるねん。あっちのサイトでも裏では人気NO.1で主役を喰ってしまってるという話やで。 …その後の様子をちょっとだけ載せときま↓



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