くま雑記 001
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グレート・ホワイト (02/23.2003)

なんてこったい

先日(日本時間2/21午後1時ごろ)米国のロードアイランド州にあるナイトクラブで火災がおこり、本日の時点で95人もの死者を出す大惨事となった。
日本では18日におこった韓国の地下鉄火災の報道に隠れて扱いが小さかったが、ほとんど同様の扱いを受けなければならない惨状だったと思う。

この火事はコンサート中の花火が原因だったと言うことで、いったいどんなミュージシャンだったのだろうと新聞を読み進めていくと… 『ヘビー・メタルロックバンドのコンサート中、(読売新聞2/22朝刊)』…ふんふん、で誰?…『演奏していたバンド「グレート・ホワイト」のシンガー、ジャック・ラッセルさんは、(同紙)』え?…

ぬわにぃい?「グレート・ホワイト」かいなぁぁ!!
しかも何でヘビメタバンドやねん!

グレートホワイトはアコースティック(アメリカンブルース)系のバンドであり、ヘビーメタルとは住む世界がかなり違う。 問題はどのジャンルがどうと言うことではなく、報道が偏見による推測を含んでいると思われる点だ。 ナイトクラブロックバンド演奏中出火---ここまでが事実である。 これに「そういうことをやらかしそうなのはヘビメタバンドに違いない」が付いちゃったのかねぇ?

しかしこのグレートホワイト、くま好みのバンドと言うわけではない。 たまたまカーラジオから流れていたのをメモして、あとで探してみたらあったので買ってしまったという、くま縁のそれほど濃くないバンドである。 そのアルバム『Sail Away』は、タイトルがこっ恥ずかしいながらも、作り込みと録音状態がかなり良かったので、くまやすは目に☆を浮かべたい時、よく引っ張り出して聴いているものだ。

よく知らなかったのだが、どうも2001年の末にヴォーカルのジャック・ラッセルが抜けて解散しているらしい…、でもなぜやってるのかな? WEBSITEを見てみるとJack Russell's GREAT WHITEとなってるではないか? そうか抜けたのは他のメンバーだったのね。

何れにしても、彼らの心中を思うと本当に気の毒だ。 一番大切な人々が一度に不幸になってしまったこの事態が、彼らに与える衝撃ははかり知れない。 くまやすだったらきっと押しつぶされてしまっているに違いない。

この衝撃を乗り越えて再びいい音を奏でてくれるように心より祈りたい。

「ボンド・パック」クリーニング法 (08/24.2002)

バカロック?

まうご犬がアナログ盤ライブラリから何やら持ってきた。某ばかロックサイトの人が気に入っているというアルバムを久しぶりに聴きたいらしい。 なんでもこれが聞こえてくると、そのへんにあるマラカス(ないない(^^;)をフリながら踊りたくなるそうだ。

アーティストは「THE FEELIES」 アルバム名は「CRAZY RHYTHMS」というのだが、…まうご犬さ〜ん、これカビ生えてますぜー!
ひとまずプレーヤにかけてみたがこびりついたゴミのせいでノイズだらけ。もう胞子飛びまくりやん。 だがウチにはレコードクリーナーなるものがない。 中性洗剤で洗ってみたが、パチパチという音は一向に消えてくれない。 こうなったら、話にだけは聞いたことのある「ボンド・パック」クリーニングでもやってみるか。

「ボンド・パック(便宜上そう呼んでいるだけね)」とは、木工用ボンドをレコードに塗布して、硬化後にゴミもろとも剥がしてしまおうというもの。
とりあえず記録写真を撮っておいたので、ここで紹介しておこう。

・まずは用具から。 木工用ボンド、筆、ガムテープ、以上。

・ガムテープは作業台として使う。 芯だけならなお良い。 写真のようにセロテープを十字に渡し、センターに印を付けておくと盤の位置決めが楽だ。

・木工用ボンドを筆で塗布する。塗る方向は円周方向か遠心方向か迷うところだが、円周方向の方がミゾになじみそうな気がしたのでそうする。 撮影のため片手作業だが、余った手でレーベル面を押さえておかないとひっくり返るよ。

・片面が終わったひっくり返してもう一面も塗ってしまう。塗り立ては当然真っ白。

・すぐに透明になり始める。完全に透明になったらムキどき。 夏場で4〜6時間ぐらい

・面白いように剥けるゾ。剥かずに保存するとカビ防止になりそうだ。

・つるっつる! 写真では分からないが虹色に輝いてる。

・剥いた皮膜はさながら空蝉。 …捨てるのが勿体ないような。

終わったら早速試聴。 完全とまではいかないがかなり良くなった。 これならパソコンに取り込んでCD化できるレベルだ。
さてTHE FEELIES/CRAZY RHYTHMSの感想だが、ダサダサのジャケットからはとても想像のできない、すばらしく録音状態の良いアルバムだったのね。

しかし、これダイナミックレンジが広すぎないかい? やや大きめの音量で聞いていても、曲間の無音部分がやたら長いように聞こえる。 実際にはちゃんと音が入っていて、それを聴けるようにすると、サビの部分を大音響で聴く羽目になる。 おそらく生音に近い状態なのだろうけど、これをまともに鳴らせるのは窓を閉め切った一戸建てか、ヘッドホンステレオの中だけだろうな。

しかしなんですな。 このバンド下手なのか巧いのか判らん。 とりあえずボーカル、コーラスは学園祭並みなのだが、ドラムはすごくイイ! くまやすの部屋にもマラカスを常備せねばなるまい。

…お約束の?まうご犬から入電だ。 たしかFeeliesはUSAだったよな。

ちわ!Kumayas ExperimentsのUKロック特別学芸員のまうご犬です!

いや〜、祝復活!フィーリーズ!めでたいことです。
コレを聴くのは何年ぶり?1980年発売だからほぼ20年?・・・年月のめぐるのははやいねえー。

まうご犬の中高校生時代ときたら、学校で過ごす時間よりもレコード屋に居た時間の方が多かったのじゃなかろーかというロックばかぶりでしたが、当時この「CRAZY RHYTHMS」を購入するにはかなりの勇気を必要としたことを久しぶりに思い出しまして感慨にふけっております。だって…「なんですか?このジャケット!」

FMラジオでたった一回一曲聴いただけで「うおおおおお!カッコいい〜〜!!」と、
犬のヒミツのランキング手帳のトップに書き込まれたものの、いざレコード屋でこの
ジャケットを見てしまうと思わず後ずさりせざるを得なかったよ。
UKロック一直線だった当時のまうご犬にとって、これがアメリカ発のバンドってのも
「ちょっとどうなのよ?ホントに大金(お小遣い生活のガキ犬でしたから)払って買って大丈夫なの?」と不安だったしね。

ま、結局、買っちゃったんだけどね。(自分の耳を信じたのさ!)
イイよ〜!このアルバム、ホントに2002年の今聴いてもカッコいいよ!
ストレートにリズムを楽しめるのよ。適度にアバンギャルドで適度にポップで。
テクニックでいったらヘタクソの部類なんだろーけど、そんなの笑い飛ばせるくらい
ドラムが心地よいのよ。マラカス振りたくなるのよ!
こんなにカッコよくてヘタクソな不思議なバンドはこれ以降、出現してません。
ちなみになんと現在でもCD(輸入盤・試聴可)で購入可能とか。

カビ生やしてスミマセン。
ボンド・パックはスゴイですね。パックせねばならんであろうLPはまだまだ唸るほど貯蔵されています。くま、今後とも夜露死苦!

米国式仕掛け網商法? (07/20.2002)

タダより高いものはない

〜かつて多くの日本人はこの言葉で己を戒め慎ましく暮らしてきた。 …というより金額的にしくじった人を嘲笑うのに使うのがこの言葉だ。 そして今また、こんどは世界中でこの言葉がささやかれる時が来ている。「Oh! Nothing costs so much as what is given us, Baby.」と米国人たちが言ってるかどうかは知りませんが…(しかもMacユーザだけね)

ところでこのサイト「くまExp.」や「まうごてん」は「mac.com」というサーバー上に公開されている。「mac.com」とはMacOS9やMacOSXが動くMacintoshを購入した人が無料で取得できるweb & mailアカウントサービスで、20MBのwebスペースとメールアカウントを自由に使用することができる。 webスペースは目障りな広告がなく、プロバイダを乗り換えてもずっと使っていけるため安心してコンテンツを展開することができ、メールアドレスも様々な登録に使わせていただいていた。 アップルコンピュータ社はこのサービスは恒久的なものであることと、無料であることをことさら強調していたので、「ありがたいねぇ」なんて感じで使い始めてしまっていた。

はい、明日から有料になります

ところがである、7/17にアップルは突如サービス名を「.mac」に変えて有料化の方針を明らかにした。その結果webスペースは100MBに増えたが、年間100ドル支払うことになる。 寝耳に水とは言わない。「この時が来たか」というのが第一印象であり、「3年保たなかったか」というのがその次。 しかも、初年度半額、クレジットカード支払い、自動更新のみという念のいれよう。
最近この手の商法が流行りなのだろう。 最初は「文化支援者」のような顔をしてタダで環境を提供する。 そして利用者にとって代え難い存在にまで成長した頃合いをみて有料化に踏み切る。
 Yahooなんかではお得意の手口だ。オークションの時も完全無料でライバルサービスを撤退(ebay)、あるいは弱体化(Bidders)させて、ひとり勝ち状態になってからは段階的にサービスの有料化を実行している。
 米Unisys社が行ったGIF画像のライセンス問題の例は結構いやらしい。 非営利目的のソフトウェアには課金しないと公言して、GIFフォーマットを普及させデファクトスタンダードとなった後に一斉課金に踏み切ったのである。
このような手口で利益を上げた経営者は投資家などから、辣腕としてもてはやされるのだろうか?

難民はでるのか?

難民と言ってもマイナーなMacの中でそのまたマイナーな「mac.com」活用者のことだから、さほど問題にならないと思う。 日本に限って言えば「2ちゃんねる廃止」なんかの方がよっぽど恐ろしい。…日本中の掲示板が「2ちゃんねる難民」の手で荒らされそう。
だから永遠に止めんといてな>「2ちゃんねる」
話が逸れちゃったけど、くまやすが携わっているサイトは全てmac.comから撤退する予定だ。(…え?他にもあったの?)「まうごてん」はしばらく様子見だがたぶん撤退の方向。 プロバイダでもなく、ドメインをホスティングしてくれるわけでもなく、おまけにCGIがひとつも使えないサーバーに100ドルはキツ過ぎまっせ! けど新天地を探しはしんどいねぇ。
 仕掛け網商法(くま語です)は違法ではないので、ビジネスという価値基準のもとでは、したたかな「提供」と「課金」でより多くの収益を上げることはむしろ正義とされる。

 利用者の側から見れば、その過程で公共性が発生していることは大きな問題であると思う。 デファクトスタンダードという公共性を語るまでもなく、企業の言葉を信じてその上に公開してしまったページやメアド、これはインフラそのものやで。 それらを移転させるのは結構な労力が必要だ。 こうなることがと分かっていたらこんなところに家を立てなかっただろう…

姿勢の問題?

近ごろ、米国的価値基準がなんでスタンダードヅラ・正義ヅラしてるズラ?と思う機会が増えた。 陪審員制度やあほ訴訟、過剰PL法、懲罰的判決による賠償金ビジネス。 サブマリン特許制度。 「法さえクリアすれば何でもあり」、「法は利用するもの」なんて姿勢が見え見え。
くまやすはそんなものにはくそ食らえやからな!(←なんで小声やねん)

あ、そういえばインターネット・ストリーミング・ラジオもタダやな…。
やばい、 これがないと生きていけへ〜んんんんん。
PINK FLOYD専門局見つけてしもた(^^ゞククク)
これって、どんなしくみで儲けてんにゃろ? 親切でやってんのかな?
(んなあほな)

ワーム型ウィルス (05/12.2002)

W32/KLEZ.Eが来やはった

最近、お仕事の知り合いがワームに感染されまして、くまやすのMacにもウィルスメール流星群が降り注いでます。 幸いにもこの種のワームはMacでは他人事なので、この機会に隅々まで観察させてもろた。このウィルスは奇数月の6日に発症するのでこの週末は慌てた方も多いと思う。

届いたメールの差し出し人名はバラバラやけど、ヘッダを追いかけると全てが知人から送信されているのがわかった。 …警告のメールを出してみる→返事無し。(それどころやないみたい) 電話をかけてみたら知人は心労で虫の息だった。 何度か対策プログラムを取りにいこうとしてその都度またメールをばらまいていたので、とりあえずメール機能をつぶして、アドレス帳も外しといてもらうように頼んでおいた。

最近はウィルスもひねりを効かしてるつもりのようだ。 ウチに来たメールのタイトルは「Hi, spice girls' vocal concert 」とか。
…ハハハ、スパイスガールのヴォーカル? たとえ本物でもノープレビューで速攻ゴミ箱行きやん(^^ゞ
対策サイトによると結構色々なタイトルがあるらしいけど、英語で送ってくること自体まだまだではないか? 〜と思ってたら日本語対応版もあるらしい!


「W32/Fbound」というのがそれで、タイトル例の一覧が載せてあった。
「重要」、「重要なお知らせ」、「例の件」、「お久しぶりです」、「こんにちは」…
なるほど実にそれらしい。
…「極秘」、「資料」、「蛙」、「うんこ」 …


え? 「蛙」? 「うんこ」?

て、てごわい…! 最後の2つは無茶苦茶気になるやん。 う〜ん、警戒モードに入る以前にやられてしまいそうなタイトル。 実に巧妙なる心理作戦、恐るべし。

仮にくまやすが作者だったら、これを越えるタイトルを付けることが出来るだろうか?
「かしわ」、「そぼろ」、「藻」、「古米」、「ジョン」、「いわんや」、「むすめふさほせ」、「かわく間もなし」、「部長クラス」、「1bitメロン」、「カニペン」…

アカン、今ひとつピンとこない。 どうしても作為が入ってしまうし、知性が邪魔をする(^^ゞ これじゃくまイラのタイトルやん。 ほんまATOKの方がもっと優秀な仕事をするぞ!(誤変換やけどな)

芸の道は厳しおす 、ほな。
(お〜ぃオチてへんで)

トム・ロビンソン・バンド (04/27.2002)

昔だったら好きじゃなかったかもしれない

くまやすは自営業なのでほとんどおウチで仕事をしている。 仕事しているときはたいてい何らかの音楽を流しているのだが、最近は昔よく聴くいていたFM放送を聴かなくなった。 ハイティーンからちょっと上ぐらい向けの番組あたりに、どうも最近耳が嫌がりだしたようだ。 さすがに仕事中にラジオと口論する訳にはいかないのである。

で、どうしているかというとインターネットストリーミング放送。ひょっとしたら常時接続最大の恩恵かも知れない。 「Smooth Jazz.com」と「Radio Paradise」、「Radio Free Tiny Pineapple」(いずれもビットレート128kbps)などがお気にいりだ。

ま、合間に好きな曲かけて気合いを入れる時間とさらりと流す時間を使い分けているわけだが、しばらく前に自分のレパートリーに変化を求めて「まうご犬」のアナログレコードコレクションをあさってみた。 まうご犬のライブラリはUKロックを中心に豊富でマニアックな品揃えが特徴なのだ。 今ではくまやす的にNo.1アルバムの「The Pop Group / Y」もこのライブラリからの発掘だ。 今回選び出した1枚はトム・ロビンソン・バンドの「TRB2」。

何とも力強い!ひとつひとつのパンチが重いというか、ずんずん胸に堪える
素直で骨太な歌いっぷり。とことんマイペースなテンポ。
ときおりのぞかせる得も言われぬもの悲しさ

…なんか箇条書きで感動してますが、 早い話ハマってしまいました。
高校生の頃はピンクフロイド一辺倒だったくまのくまやすが、この歳になって(どの歳だ?)こいつにハマルとは…。 いや、この歳だからハマったのかも。
まうご犬が言うには「パブロック」というジャンルに位置づけられているらしい。本来の意味でのポップ(大衆的)な雰囲気が、そうかなぁという気にさせられる。
プロデューサーはトッド・ラングレンなのでTRB(1枚目)に較べて完成度はダントツ、さすがですな。

トム・ロビンソンは早い時期に自らゲイであることを公言して、周囲の偏見と闘いながら活動を続けていた。収録曲のほとんど全てがそれらを反映しているが、実際に歌詞を読んでみると直接的な生々しい表現はなく、重たい内容をからりと歌ってしまうところが逆にグサリとくる。 バタくさいのにカッコイイ、カッコつけないからかっこいいのか? 何はともあれ、聴く者に対する気遣いさえ感じさせるイイヤツであることは間違いなさそうだ。

ところでCDはもうないのかな?
…というか、そもそもCDになったことはあるのかな? 1979年の発売だしね〜。
少し探してみたが見つからない。 アナログプレーヤがフルオートだからといってやっぱり扱いには気を遣うし、ここはあれ、もうCDレコーディングしかないな。
USBの入力デバイスが欲しいぞ 。


おっと、こんなことを書いていたらまうご犬から入電だ。 UKロックの話題とあっちゃ黙っていられないようですな。 ひとしきり語ってもらおー。
(あれ、こっちの方が内容あるやんか!)
 

ちわ!Kumayas ExperimentsのUKロック特別学芸員のまうご犬です!

いや〜、日頃から音楽的志向についてはギャップがあると思っていたくまが、犬のライブラリから、よりによってTRBを選び出してくるとは思いもよりませんでしたなー。

TRBが登場してきた頃の英国は、今の不景気な日本の状態を超える不況と高い失業率と治安の悪さを抱えて、まったくお先真っ暗などーしょうもない国でした。でも、その裏返しに音楽状況はとても熱く、すさまじいパワーを惜しみなく発散させていたものです。ムーブメントとしてのパンクロックを乗り越えた新しいタイプの音楽が次から次へと出現し、当時日本のふつーの中学生だったまうご犬は夢中で聴きまくったものです。

「TRB2」は一枚目のアルバムに較べるとずいぶん音が洗練されて歌詞の過激度もいくぶん抑えられています。とはいえ、マイノリティー差別撤廃を叫ぶメッセージ性は強烈で、耳に心地よいリズムと思わず口ずさみたくなるようなポップなリフに安易に騙されてはいけない、かなりしたたかなアルバムなのです。

無理にカテゴライズすれば「パブロック」と「パンク」の中間あたりの感じですね。(「パブロック」はいわゆる居酒屋で生演奏するバンド系ロックですが、美術学校の学生バンドなんかが多く、知性とシャレが感じられるジャンルです。)
時は流れ、あの頃の英国のように経済的に完全に沈滞してしまったニッポン。オトナたち、酒のんで会社や友人の悪口たれてる場合じゃないよっ。少年少女たち、言いたいことがあるなら音楽にのせて叫べっ!・・久しぶりに熱い音楽を聴きたくなったよ。

全角英数と機種依存文字 (04/11.2002)

Kumayas Experimentsのくま雑記帳第T回目は
@全角英数について
A機種依存文字だぁ


…!いきなりスバラシイ出だしだが、これがフツーに読める方はWindowsですね。
(Macでちゃんと読めた方はNetscape 6の自動補正機能が効いてます)
ちょっとハズカシイ全角英数とMacでは意味不明の機種依存文字を使って書いてみたのダヨ。


模範的な表記は↓のとおり
Kumayas Experimentsのくま雑記帳第 I 回目は
1) 全角英数について
2) 機種依存文字だぁ


こうすればどのOSでも正しく表示され、日本語の表示できない海外のコンピュータでも英語部分はちゃんと読めるようになる。
さて、全角英数の常用者がWindowsユーザーに多いと感じるのはくまやすだけだろうか?…私の仮説はこうだ


1) そもそもWindowsユーザーの数が圧倒的に多い
2) Windowsユーザーには事務職系のおやじが多い
3) MS-IMEやWindowsのスクリプトシステムがタコである
4) Windows用日本語キーボードに直接入力キーがない(かもしれない)


…やっぱり1) かな。(4)は自信がないデス)
数が多いということは素人さんも多いということ。 IT講習会に行ってきた知人の話では全角・半角については「どちらで書いてもいいよ」と教えているらしい。教えることが多くてそこまでこだわっていられないのが実情だろう。

そもそも何で全角英数がそんなにメジャーになるのか?
「日本語のかな文字」として英数を表そうという全角英数は新聞や出版物の活字のためにあるようなモノだ。電子入稿が一般的になり、実際に鉛活字を組むことが少なくなった今日では、そろそろ特殊文字扱いにしてやるべきなのではないだろうか?

では全角英数の弊害は何か?
それは英数のフリをした記号に過ぎないからだ。とある事務職系のおやじは「近頃の若いもんは手紙の書き方も知らん」とぼやきながら、こんなメアドをよこしてくる

…oyaji@kumayas.co.jp

全角英数はコンピュータ上では無能なばかりか、検索にかからないとか正しくソートできないなどの弊害が最も困った部分だ。 あとカッコわるいのも。

スクリプトシステムの問題?
くまやすがWindowsで文字を打つときは、IMEの設定でshiftキーでのスクリプトチェンジをONにしている。Macではどうかというと、古くからのMacユーザーはASCII(英語配列)のキーボード愛用者が多く、英数を打つにはcommand+スペースでスクリプト自体をチェンジするのが常識だった。(↓Mac用ASCII配列キーボード)


最近のMacはJISキーボードが標準になってしまったが、それでもスペースバーの両側に「英数」キー「かな・カナ」キーが配置されており、「英数」キーでは半角英数しか打てない。(↓Mac用JISキーボード)

そもそもMacでは全角英数を打つこと自体困難に作られている(じゃないかと思う)
…入力パレットを表示して全角英数をクリックするか、新たにショートカットを覚えるしかないからだ。 数字は例外、テンキーを使わないと全角になっちゃうけどね。

お次は機種依存文字
これは、はっきり言って業界が悪い! ま、Uni コードで解決するらしいが早くそうなってほしいものだ。 だから、打ってしまったアナタは悪くないですよ。ただ役所や公共機関のサイトやメールでやられるとちょっとムッとくる。

一応知識として、相手のOSではどのように映るかを覚えておいて損はないだろう。

@ABCDEFGH
はMacでは
(日)(月)(火)(水)(木)(金)(土)(祭)(祝)
と見えてしまい、同じ修飾数字をMacで表現しようとすれば
@ABCDEFGHと入力することになる

同様に
TUVWXYZ[\]

(得)(監)(企)(協)(労)□□□□□…後半読めず…
に化けてしまい、同じ修飾数字をMacで表現しようとすれば
氤。「」、・ヲァィと入力します。

これを防ぐために英数の大文字のI(アイ)やV,X を使うようにしよう。

この辺はネット上でもあまりにも普通に使われているので多くのMacユーザーは無意識に翻訳してしまいます。
例えば
「Pentium(企)」のような100%おやじ文字を見ても、
「Pentium III」
のことねと…。

ほなまた。(…ってオチは?)
おまけ(←Macの画面ではこんな風に表示されている--MacOS9)


追記:このページを色々なOSとブラウザで見比べてたら全角の原因がわかったような気がする 。Windowsの表示って昔から文字間や行間が異様に狭いんやね。 そんな状態では全角英数の方がしっかりとして見えて、逆に半角は窮屈に見える。だからついつい使ってしまう…。(上のメアドなんかホントは笑うとこだよ!) この文章自身CSSを使って文字間、行間思いっきり広げているけどWindowsで見ると読む気になれないことが多いしね。 XPはどうなんだろ?

 


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